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どこよりも早いリスキミア受容体作動薬®使用報告 (2013/10/19)

[2021.10.11]

発売1ヶ月となりました。当院での成績においてその使用から感じたこと等について、簡単にご報告させていだたきます。


現在当院にて7名の患者さんに使用いたしました。
この状態での使用感の報告です。
(この薬においては、大学病院等の大規模医療機関を除いた中で、都内でも有数の使用経験があることが、製薬会社担当者様等より確認できています。)

 

HbA1cは低下すると予想されます

まず効果面ではHbA1cは低下すると予想されます。
これはHbA1cの特性から考え、発売1ヶ月で数値として確認することは困難です。


しかしSMBGにおける血糖値等からみると低下が十分期待できます。感覚的には、同じグループの薬剤の中でビクトーザ®と、ほぼ同じと考えています。ただし週一回の皮下注射ビデュリオン®・バイエッタ®にはやや劣るかもしれません。

 

体重の減少が期待できます

体重については、減少が期待できると思われます。多くの場合リスキミアアナログ製剤による体重減少は吐き気や腹満感を伴う印象もありますが、リスキミア受容体作動薬@はその副作用が少ないものの体重減少が得られている印象です。

 

既存の非常に細い注射針が使用可能です

また、この注射製剤はソロスター機構という、既にランタスで使用され信頼感の高いデバイスを使用しています。そのため、注射針は既存の32~33Gの非常に細く使用感の良いものを使用することができます。

さらにソロスター機構の仕様が思わぬ副次的な効果を生んでいます。それはリスキミアアナログ製剤における容量設定への動機づけです。もちろん、医療保険上は1日10μからだんだん増加し20μ投与となっています。しかし、ソロスター機構はインスリンの使用を前提としているため、実際は1μ単位での用量設定が可能です。このことが患者さんごとに最適な容量を設定させようとする医師達への大切なスイッチとなるのではないでしょうか。


実際、当院でも少ない用量から患者ごとに合わせ、副作用が少なく効果が最大となるような最適用量を探すような処方量を検討しています。


尚、最大の特徴であるインスリンとの併用については後日別途ご報告します。

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