インスリンとは?
[2021.10.11]
インスリンとは、ご存じように血糖値を下げる働きを持っているホルモンです。
では、どうしたら血糖値は下がるのでしょう?
インスリンの働き
それは、細胞の中にエネルギーを届けること、簡単に言えば『細胞たちに、ご飯(糖分)を届ける』ことです。食事として体内に摂取された栄養素は、消化・吸収されて細胞に取り込まれます。
特にごはんやパンなどの糖質は、ほとんどがブドウ糖として血液中に吸収されます。放っておくとこのまま血液中に残ってしまうブドウ糖を、エネルギー源として利用するためにインスリンが必要となるのです。
これはとても大切なことを示しています。
糖尿病の視点から考えてみましょう。
- インスリンが出ているなら、食事の量で血糖値は決まる
- 沢山食べて沢山インスリンを使えば、どんどん太る
- 1型糖尿病のようにインスリンのない人の血糖値は、絶対に下がらない
などのことがわかります。
実はこれらのことは、
- 2型糖尿病の薬物療法までの人
- 2型糖尿病のインスリン療法の人
- 1型糖尿病の人
に対する、メッセージ(注意点)そのものなのです。